@Zepp OSAKA 2006.10.21


久々のスタンディング。


個人的な理由で当分ライヴに行けないかも知れない。
無駄に緊張。
こんなに緊張したまま迎えるライヴはそうそうない。


整理番号1200番台。
ハウスには行き慣れてるから、
メンバーがステージに現れた時には2列目定位置。



初っ端から格好良い曲が続き、『stain』では
”胸を抉る染み”が身体中に渡って、思わず耳を塞ぐ。


中盤『BOYS』『GIRLS』からのメドレー。



そして、演奏された『MY SELF』
「伝えたいコトは『stain』と同じだった」


『stain』を聴いた時、
初めは重く、辛くて、まともに聴けなかった。
それでも何回か聴いていく内に、
自分が逆の捉え方をしているのでは、と感じるようになった。


その答えが『MY SELF』


”どんな暗い夜もきっと明日来るから”
”夢は遠いけれど 諦めやしない この胸の奥信じてる”


だから


”お願いさもう苦しまないで” ”せめて自分を騙さないで”
”失うばかりの日々に終わりを告げて”



終盤の『Like forever』
この曲が創られた経緯が話される。


11年前の震災後に生まれた曲。
自らが育って来た場所が大きな被害にあって、
その時上京していた彼等は、帰るのではなく曲を届けた。

あれから、11年。
少しも色褪せる事無く、心に響く。


ラストの曲が終わり、
いつものようにメンバーが去っても、拍手が鳴り止まない。


各会場で替わる二曲が演奏され、ライヴ終了。



ライヴが終わって冷静になった頭で、
満たされた心で想うコトは、単純に幸せだな、と。

この空間と今の生活さえあれば、他には何も要らない。

簡単に手に入りそうで、
それでも、手に入れるのは難しい、単純な幸せ。