天使の卵 (出演 市原隼人 、小西真奈美)

美大志望の浪人生である歩太(市原隼人)は夏姫(沢尻エリカ)という彼女がいながら、電車の中で春妃(小西真奈美)という女性にひとめぼれ。彼女のことが忘れられなくなる。その春妃と精神を病んでいる父が入院している病院で声をかけられる。彼女は父の主治医だった。そしてもうひとつ驚くべき偶然が。春妃は夏姫の姉でもあった…。春妃のことが忘れられず、一途な気持ちをつのらせる歩太。その気持ちに春妃も心動かされるが…。
直木賞作家、村山由佳のベストセラー小説が待望の映画化。一途な純愛でも止めることのできなかった、悲しい運命を描きつつ、運命にはあらがえないけれど、それでも生きていかなくてはいけない生を、恋愛を通して描いた作品だ。主役の3人を映し出す映像が美しく、一線をひいていた歩太と春妃の気持ちのたががはずれて結ばれるラブシーンなど、まるでファンタジーのよう。監督は『非・バランス』の冨樫森。 小西真奈美の透明感溢れる美しさと哀しみをたたえた瞳が、この映画の世界観を支えている。まさにハマリ役と言えるだろう。(
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「何だか夢みたい。

けど、こんな事いつまでも続かないんだろうな・・・って。」


窓辺の柔らかな日差しの中、とても幸せそうな、

でも、

不安を胸に忍ばせた、春妃の横顔が忘れられない。


日差しに溶けてしまいそうな透明感。



これから訪れる運命を、

すべて受け入れる覚悟が込められた言葉だったのかな。


スケッチブックに溢れる春妃。

その中で、決して色褪せない姿のまま、微笑を携えて。



天使の卵(エンジェルス・エッグ)

天使の梯子


ヘヴンリー・ブルー